影信山〜高尾 紅葉狩り

 今日は紅葉を見に奥高尾へ行くことにした。
 秋田が奥高尾に行く時はたいていJR高尾からバスに乗り、目的の山を登り、高尾山へ帰ってくるコースをとる。
 朝が早ければ逆もありかと思うが、寝坊したり、もたもたしたりして結局山登りを開始するのが11時〜12時頃になってしまう。
 その時間から登ると、奥高尾のバス停の終バスが終わってしまう。

賑わう影信山 今日はJR高尾駅よりバスに乗り影信山に登った。
 流石秋の紅葉シーズン。バスも増便していて、1台で走る所を2台走っていた。

 予定としては、影信山に登り一休みして高尾山そばの、もみじ台でコンロを出して食事としていた。
 気候が良いせいか、山登りも順調にバテる事無く約1時間くらいで山頂に着いた。

 今日は観光客が多い。秋田の知りうる限り、影信山としては一番賑わっていたと思う。
 茶店でなめこ汁やなめこうどんを買って食べている人や、数人でコンロを持ってきて焼肉パーティーをしている人等もいた。


影信山で鍋焼きうどん 我々はなめこ汁だけでこの場をさる予定だったのだが、落ち着いてビールとチューハイを飲んでしまうと「ここでコンロを出して食事にしないかい?」ってな事となり、コンロを出して食事大会が始まってしまった。

 寒くなってきたので、眺めも良いし、若印のうどんも美味しいし。ビールもチューハイも美味いし・・・すっかりくつろいでしまった。結局2時間ほどここで時間を過ごしてしまった。

 気がつくとまわりには人もまばらだし、茶店の店主はヤンマーで下山を始めてるし・・・我々も片づけて、もみじ台に出発する事にした。


小仏峠近くのみはらし台で富士山 影信山〜高尾山のコースは久しぶりである。小仏峠に廃墟と化した茶屋があったのだが、綺麗に片づけられていた。小仏峠から高尾山寄りのみはらしがよい所にある無人の茶屋には、めずらしくお店の人がいて、今日の店じまいをしていた。秋田が店の人に「秋はお店やってるんですね?」と聞くと、「春と秋はやってるよ」と答えてくれた。秋田達が山登りを始めたのは初夏だったので、この店がやっている姿を見たことがなかったのもうなづけた。(夏と冬、店貸してくれないかなぁ〜・・・などとぼんやり思う)


紅葉するはっぱ 小仏峠を越え、小仏城山を巻き道でやりすごし、一丁平に着いたのは4時を回っていた。この所日が短くなっているので、あと30分もすると暗くなる。早く歩かねば・・・と思っていたところ、高尾山方面からヨーロッパ系の外人さんカップルがやってきて、一丁平の地図を見始めた。もしや・・・ここから先に行ってしまうのでは?行ったら最後真っ暗になってしまうと思ったので、外人さんに近づき、何処へ行くつもりなのか?をつたない英語で尋ねてみた。ここから先にあるバス停に行きたいとの事。しかし、ここからバス停まではかなり時間がかかる。とにかく片言の英語で、バス停までは遠い事。バス停に着いたとしても終バスが終わっている可能性が高い事。あと30分で暗くなってくる事。俺達は高尾山へ抜けて電車で帰る事。を伝えた。


一丁平の紅
葉 我々も急がなければならないので、ちょっと気がかりだったが、外人さんカップルをおいて高尾山へ急いだ。このあたりから紅葉が綺麗になってくる。しかし・・・だんだん薄暗くなってきているので、いま一つではある。影信山で2時間ものんびりしなければ良かった・・・等と、ちょっと後悔しつつ、それなりに紅葉を楽しんだ。

 目的のもみじ台に着くころにはほとんど真っ暗。出がけにヘッドライトをザックに入れたのを思い出し、ヘッドライトを頼りに、高尾山頂を巻き道でやり過ごし、薬王院を抜け、一号路を下って行った。今日はかなりの人出だったようで、この時間でもケールブカーやリフトは長蛇の列であった。

 ヘッドライトのおかげで、1号路を無事下り切り京王線の高尾山口へ辿りつき、電車に乗った。出発するのを待っていたら、外人さんカップルも電車に乗り込んできた。ニコっと笑顔で挨拶をかわす事が出来た。ちゃんと高尾山方面へ戻ってきてくれたんだ。ホッとした。

 これからは日が短いので、もっと早起きして行かねば・・・と思った。



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