ラン編:2011 佐渡トライアスロンレポート

バイクからランに入る。制限時間まで5時間30分。ギリギリだなぁ〜。キロ7分で走ってエイドで少し休んで、やっぱりギリギリ?等と考えながら走り始める。
もちろん前後に殆ど人はいない。

バイクで消耗した足の筋肉が痛い。エンライテンを口に入れる。

7kmくらいでノッチが歩いているのを発見。「頑張れ」と声をかけて抜き去る。秋田のペースが良いのか?だんだん回りに人が増えてくる。少し行くと上り坂、ランコースの下見をしていなかったので、アップダウンがどのくらいの規模なのか?どのくらいの地点を走っているのか?見当がつかない。やっぱり下見はしておくべきだ。

坂を上り、下る。もう一つ登る。ここのエイドで嫁が応援してくれていた。「安田美沙子とノッチはぶっちぎったよ!」と自慢げに報告。後で聞くと安田美佐子は秋田が通過した2分後に着たそうだ。「全然ぶっちぎってなかったじゃん」と笑われてしまった・・・

しばらく行くと折り返し。おぉ〜半分だ。って思ったのだが、そんな事はない。後で知ると17.7km地点。やっぱり下見は必要だ。ここに差し掛かる少し前に日が落ちた。

雨も降って来た。体がだいぶ楽になって来た。「少し飛ばそう」次の折り返し地点まで約8km。キロ6分弱で走れた。途中から松澤さんって方が付いて来た。足がつってしまい、動けなくなったとの事。だいぶ良くなったので「後ろ付いて良いですか?」と律儀に挨拶を頂いた。当然「どうそ!一緒に走りましょう!」と一緒に走る事にした。約8km。ここで一緒に走れなければ、ゴール出来なかったと思う。松澤さんが後ろにいるプレッシャーが秋田の速度を維持させた。松澤さんありがとう!

二つ目の折り返し。ここで失速・・・松澤さんには先に行ってもらった。東野を追い抜く。彼の前を走っていれば大丈夫だろう。と思っていたのだが、制限時間から逆算すると、このペースでは間に合わない。とにかく走る。

佐渡ラン名物の灯籠の道はゆっくり歩きながら楽しもうと思っていたのだが、走り抜ける事にした。最後から二つ目のエイドステーション。ラスト5km地点「キロ7分で走れば間に合うよ」とスタッフの方に声をかけてもらった。後5km。キロ7分で走れるか?「諦める為に佐渡に来たんじゃない。完走、ゴールする為に佐渡に来たんだ。」と自分に言い聞かせ、残りの5kmを走る。

ゴール前2kmくらいから後ろが騒がしい。行列関係の誰かが頑張っているみたいだ。行列には抜かれたくない。秋田も必死に走った。競技場に入る。嫁を見つけて一緒にゴールしようと思って捜したが、見つからない。そのまま一人でゴールをした。

戦場カメラマン他も映ってます

これまでやったトライスロンの中で一番キツイレースだった。
やりきった感じがする。

■ランタイム:5:21:05
ラン:810人中427位
総合:657位 バイクフィニッシュから84位順位上げ

■総合タイム:14:57:16  810人中657位 完走者700人

なんとかかんとかゴールする事が出来ました。

今回も長い時間走りながらお客様の事、会社、スタッフ、取引先さん、家族、ビジネスモデル等、沢山の事を考えながら走りました。多くの方にささえられて今がある。感謝でいっぱいです。

なかなか重厚なメダル。ちょっと嬉しい。

仕事にトライアスロンに、これからも頑張って行きます!

次はセントレア常滑ジャパン。佐渡の半分くらいのレース。楽しんで参加したいと思います!

バイク編:2011 佐渡トライアスロンレポート

トランジットエリアはいつものように殆どの人がいない。秋田のスイムが遅いため、殆どの選手はバイクをスタートしているからである。ここは慌てずにゆっくりと時間を取り着替え等を済ませる。多分・・・10分程度かかっているかと・・・

トランジットエリア

 

着替えを終え、バイクスタート。先を走っている選手はいない。スイムの途中で平泳ぎ率が高かったせいか、かなり足にきている。ちょっと行くと先を行く安田美沙子がいた。「頑張って!」と声をかけ追い抜く。

しばらくは一人。20km地点あたりで安田美沙子に追いつかれる。しばらく一緒に走っていたのだが、秋田が気を許した瞬間に1km程先に行かれてしまった・・・

コースは全体的に細かい登り下りがあり、前半100km は殆ど向かい風。かなりキツイバイクコース。しかも、殆どビリからのスタートなので、回りに他の選手がいない。単独で走っているような感じであった。

60km 地点くらいに激坂が2本ある。これもかなりキツイ。ヤビツ練習をもっとしておけば良かった・・・

70km地点くらいで安田美沙子に追いつき追い越した。彼女、なかなか頑張っていた。来年まで頑張れれば、かなりの好成績を残せるんだろうなぁ〜と。

向かい風のコースは続く。100km 地点あたりで嫁が応援してくれていた。嬉しい。安田美佐子を見るより元気が出る。気を取り直して後半戦スタート。

後半は佐渡島の南側、小佐渡と呼ばれる方を走るルート。どちらかと言うと追い風気味。だいぶ楽に走れたが、160km 地点からの激坂。このコースで一番の登り坂。坂に差し掛かった瞬間に「ひどい」と口走ってしまう程。「ひどい」なんて言っていてもゴール出来ないので、ただひたすら坂を上る。そして下る。また登り。こちらも2本の坂。この激坂で写真撮っている人がいるんだよなぁ〜・・・選手はMで応援者や写真撮ってる人はSって事なのかも。

激坂を終え残りゴールまでの残り10km は平坦な道。ゴールが近くなってくると既にランに入っている選手とすれ違う。前後にバイクは見えない。殆どビリ?なんて思いながら、バイクフィニッシュ。190km は正気の沙汰じゃない。と改めて痛感(笑)。

■バイクタイム:8:38:06
バイク:810人中731位
総 合:741位 スイムフィニッシュから38位順位上げ

スイムス編:2011 佐渡トライアスロンレポート

いよいよ佐渡トライアスロンのスタート

■佐渡Aタイプ
スイム:2km
バイク:190km
ラン :42km
参加者:810名

レーススタートまであと1分!
レーススタートまであと30秒!

カウントダウン始まるかぁ〜 ドキドキなんてしてたらいつになく情けない号砲が「ぱぁふぅ〜〜〜〜」と・・・まあ仕方ない。2011年佐渡トライアスロンAタイプのスタートである。

秋田はいつものように一番後ろからもたもたと入水。バトルは絶対に避けなければならない。

佐渡トラに間に合うように TRY-A の早川さんに採寸してもらった新しいノースリーブのウエットスーツ。なかなか調子良い。当然早くは泳げないのだが、腕良くが回る。こりゃ快適ぃ〜などとのんびり泳いでいると、クラゲの大群。ノースリーブの逆効果が出てしまい、腕はクラゲの攻撃だらけ。クラゲがいるのが見えるし、腕にあたるのも解るし、泣きそうなくらい沢山のクラゲがいる。ここは我慢して泳ぐしかない。

しばらくするとクラゲ地帯を抜け一安心。はるか彼方に浮かぶブイを目指す。蛍光色が背中の上部に配色されているウエットスーツを着たスイマーとそれに並走しているスイマーと遭遇。船からテレビカメラが追いかけている。「ははぁ〜〜ん。これは安田美沙子だな」なんて思いながら先を泳ぐ。

一つ目のブイをターンしたくらいで少々疲労。あまり水を飲まないのだが、今回はがぶっと飲んでしまった。ここも次のブイを目指して泳ぐ。ヘッドアップが上手く出来ずにフラフラしてしまう。

二つ目のブイをターン。ここからはまっすぐなのだが、かなりうねりがある。泳いでも泳いでも潮の流れの関係か?なかなか先に進まない。だんだんめげて来た。めげて来た頃にまたクラゲ地帯。あぁ〜〜〜〜もういやぁ〜〜〜ん。

とにかく我慢をしてクラゲ地帯を抜けようやっとスイムアップ。

やはりノースリーブは良い。今までのように、スイム後の悲壮感が無い。気分良くスイムアップをする事が出来た。

■スイムタイム:0:58:05
スイム:810人中779位

スイム会場。思ったより穏やか。台風の影響はほぼ無かった。

レース前:2011 佐渡トライアスロンレポート

朝3時に起床。台風によりレース内容が変更になる場合は、4:30に発表があるとの事。会場へ向かうバスは4:20。発表を待っていたらレースに間に合わなくなるので、予定されているレースに挑むための準備をする。

ホテル側が気を利かせてくれ、朝食弁当を特別に配布してくれた。
こういったサービスはありがたい。次回を考えた場合、あそこのホテルは朝食を用意してくれるから。ってリピートする要因になる。

ホテルが用意してくれた弁当。ありがたい。

朝食を済ませ、準備を整えゆっくりと用を足す。出すのに足すって表現はいったいどうしてだろう?おれの感じの使い方が間違っているのか?等と考えながらケツに便器の輪が出来るくらいゆっくりと用を足す。いつももう一ひねりくらい出そうな所で時間になる。今回も時間になったので、個室を後にした。

10分くらい前にバス停に向かったのだが、真っ暗で何処にバス停があるのか?解らない。やっぱりレンタカーで行くかぁ〜と思い、ホテルへ戻ろうとすると一人バス停へ向かうらしい選手が来た。「バスに乗るんですか?」と尋ねた。バスに乗って行くとの事なので、付いて行き無事バス停に到着。

バス停には誰もいない。こっち方面は少ないんだぁ〜なんて思いながらバスを待つ。予定の4:20を過ぎる。他のホテルも回っているので少しは遅れるかな。等と思いながらバスを待つ。4:30を過ぎた頃、バス停に数名の選手が来る。おぉ?10分も過ぎているのに・・・時間の流れはそんなもんなのかぁ?

4:35まだ来ない。大会の公式サイトを見るとAタイプのスイムが3.8kmから2kmに変更になり、スタート時間が20分遅くなる。と書いてあった。少し遅れても大丈夫。しかし、もう15分も遅れてる。大丈夫かぁ〜。心配になり大会事務局へ電話。事務局もちょっと慌て気味。両津方面バス来ていないってぇ〜。みたいに回りに報告。電話のさなかバスが到着。

まったくぅ〜遅れやがってぇ〜等と思いながら、バスに乗る。何故か途中で時間調整の停車。バス到着の予定時刻5:05に到着。交通機関は到着の時間が遅れなければ問題ない。早くても遅くても問題有りなので、今回遅く来たけどしっかり到着したので、問題無し。って事。ならもう一ひねりしてくれば良かった。

レース会場に着く。人が沢山集まって来ている。さっきまでは真っ暗だったが、今はもうだいぶ明るい。バイクセッティング用に登山のヘッドライトを持って来たが、使わなくて済みそうだ。

バイクのセッティングを終えた頃海を見ると、大きな虹。台風で懸念された大会開催を祝ってくれるようだ。ウエットスーツを着込み、スタートの号砲を待つ。

大きな虹が大会開催を祝ってくれた

 

佐渡A。完走確率10%上昇!

昨晩オーダーしていたウエットスーツが届いた。

早速東京体育館で着衣して泳ぐ。

今までの袖有りに比べて非常に軽く楽に泳げる。

佐渡Aでの俺の完走確率が10%程上昇した。が・・・

やっぱり練習不足。少しやらないと・・・

新しいウエットスーツ