ショッピングカート ASPの豊作くんカートサービスでは、各ユーザーさんの商品詳細ページにはサブドメインを付けて運用出来るようにしてある。この理由としては、二人のショッピングカートユーザさんが同じ商材を販売した場合、ホスト名が同じだと検索エンジンが同じ物として認識してしまう場合があるからである。
今回のサブドメイン(ホスト名)の付け方は、「http://好きな名称.cart.housaku.net」となる。カート以降のSSL部分は「https://cart.housaku.net/好きな名称/」となる。
さて、DNS ワイルドカードの話であるが、こちらもDNSラウンドロビン と同様、そんなに難しい話ではない。
DNS の ゾーンファイルに
*.cart.housaku.net IN A 192.168.1.111
と書いてやれば良い。
DSNラウンドロビンを行うのであれば、
*.cart.housaku.net IN A 192.168.1.111
*.cart.housaku.net IN A 192.168.1.222
と書いてやれば良い。
※今回利用しているDNSはBINDである。マイクロソフトのDNSサーバではワイルドカードは使えない。「*」はワイルドカードとして認識されずに、そのままアスタリスクで認識されてしまう。
このようにDNSを書いてやることにより、
a.cart.housaku.net
b.cart.housaku.net
c.cart.housaku.net
どんなパターンでも名前解決が行われることになる。
ショッピングカート ASPの豊作くんカートサービスにてアカウント登録を行うと、アカウントのIDがワイルドカード部分になり、それを利用してアクセスが可能になる。アカウント登録後に豊作プロジェクトスタッフがDNSを書き換える必要は無い。
この手法は、ネットを探すとプロバイダやメールサービス等で多く利用されているようである。