大岳山

 大岳山山頂に行って来た。
 行程としては、
 御嶽駅 → ケーブルカー → 御岳山 → 芥場峠 → 大岳山 → 鍋割山 → 奥ノ院 → 御岳山 → ケーブルカー → 御嶽駅


 である。


 いつもよりちょっと早起きして家を出た。きょうは朝食にはなまるうどんの朝うどんを食べる事にした。はなまるうどんの中野店では、朝うどんと称して、ちょっと早い時間から営業している。朝メニューではないぶっかけうどんを食し、中野駅よりホリデー快速おくたまに乗った。


 天気予報は曇り。御嶽駅に着く。曇ってはいるものの、先週よりは見通しがよさそうである。ケーブルカーに乗り御岳山駅に着く。ここからビジターセンタへ行き、トイレを済ます。御岳山エリアは各所にトイレはあるが、できればこのビジターセンターで用をたしておいた方が良い。


 さて、いよいよ大岳山!


 最近始めた山歩き。1000mを超す山に挑むのはこれが初めてである。たぶん・・・これまでの人生においても1000m級の山に登るのは初めて。富士山の五合目まで車で行ったことがあるが、これは山登りではなくドライブである。


大岳山鎖場 しばらくは軽自動車が走れるような林道を歩く。奥高尾レベルとあなどっていたのだが、だんだん坂道が急になってきたり、岩が増えてきたり・・・険しくなってくる。ついには鎖がはってある場所(鎖場)があったりして、結構本格的な登山になってきた。


 手を使って這いあがらなければならない箇所もある。80歳を超えたであろう老人が途中で「僕はここであきらめるよ。君たちは若いからがんばってくれたまえ」なんてシーンがあったい。しかし、ここまで来たのだから相当元気なお爺ちゃんである。



 さて、我らは四つん這いになり、大汗をかきながら目指す山頂へと辿り着いた。


大岳山山頂 感動の1000m級の山頂!!!って感じでもなく、こんなもんね。って感じであった。
 これまでの奥高尾の場合、山頂には茶屋があり、大勢の人がいて、なにやら楽しいムード一杯であったが、ここは本格的に登山な感じで、山登りを楽しむ人の為の山頂のようである。だんだんこれが良くなってくるのかなぁ〜等と思いながら、山頂で持参したおにぎりを食した。



 山頂を下り戻る最中、せっかくだから鍋割山と奥ノ院に行ってみよう。って事になり、ちょいと寄り道をする事にした。ちょいとと言ってもそれなりに険しい道を歩く。途中で空からゴロゴロと音がしているが、あまり気にせずに歩いた。鍋割山の山頂あたりで、大岳山の方で雨が降っている感じであった。


鍋割山山頂 鍋割山頂上ではゆっくりする事はやめ、奥ノ院へ急ぐことにした。奥ノ院に着くとかなり雨が近いのと、雷も近くなっている事がわかった。少し急いで帰ろうとなり、若干急ぎ足で下山する事にした。しかし、雨雲が垂れこめているせいか、昼の2時というのに真っ暗な山道になってしまった。ヘッドライト買っておけば良かった・・・等と思いつつも足元に気をつけながら下山を行った。しばらくすると雷の音が近づいて来た。


 そろそろヤバイかな?と思っていたら、天狗の腰掛と言う場所に出た。ここから先は軽自動車も通れる林道なので、安心。とおもったのもつかの間、大粒の雨が降り出して来て、雷が威勢よく鳴り出した。なんたって1000mある山の中。雷雲の中にいるわけで、そりゃもう言いようがないくらい。「ピカッドォ〜〜〜〜ン」って感じで光ったら音がする。正直怖かった・・・



 雷の中小走りしながら進んだが、武蔵御嶽神社のあたりで大粒の雨が本格的な勢いになってきた。非難する所は武蔵御嶽神社参道のお土産屋さん兼休憩所と決めていたのだが、あと30m程度の所で雨宿りをする事になった。そりゃもう雨雲の中にいるので、バケツひっくり返したレベル以上の雨が降った。雨宿り中びっくりしたのが、すごく冷たい風が吹く事。山の上だからなんだろうけど、これがすごく寒い。ここでこれじゃぁ、富士山はかなり寒いんだろうなぁ〜。等と思いながら、雨具を着込んだ。流石雨具。かなりあったかい。雨も小ぶりになってきたので、雨具を着たままお土産屋さん兼休憩所へ入った。


 あったかいなめこ汁と冷たいビールをいただいた。


御岳山で見た虹 雨もあがってちょっと日が差したときに虹が出た。これは結構感動。写真では虹が良くわからないけど・・・



御岳山鮎塩焼き お腹も体もすっかり落ち着き御岳山駅へ向かい、駅そばの店で鮎の塩焼きとビールをいただき帰宅した。


 山頂はつまらなかったけど、山にまつわる貴重な体験をした。今回体力の限界ってわけではなかったので、各所で落ち着いて行動出来たが、体力限界で行動していたらと思うと、ちょっとぞっとする。


 これからも山を楽しむために、山の危険を知って安全に楽しく山を満喫できるようにしようと思った。


 

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